葛飾区は東京23区の東側に位置しています。東は江戸川を境に千葉県松戸市と、北は大場川を境に埼玉県八潮市、三郷市と接しています。

葛飾区は山田洋次監督の映画『男はつらいよ』シリーズの舞台として有名です。また、秋本治氏の漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の舞台ともなっています。

かつて、工業が盛んな地域として小さな町工場が点在していましたが、現在では、商業施設や集合住宅が立ち並ぶ地域へと変化しました。

今回は、国民的な映画や漫画の舞台となった葛飾区のおすすめスポットを4つご紹介します!

柴又帝釈天参道

有名な柴又帝釈天へとつながる参道で、草だんごやせんべいの店が軒を連ねています。

昔ながらの情緒あふれるこの参道には、夏目漱石や松本清張の執筆した作品に登場する川魚料理の料亭もあります。

食べ歩きをしながら、古き良き下町の雰囲気を存分に味わうことができます。通りには『男はつらいよ』でお馴染みの寅さんの像を見ることもできますよ。

■住所:東京都葛飾区柴又7丁目

■アクセス:京成線「柴又駅」から徒歩すぐ

葛飾柴又寅さん記念館

その名のごとく、『男はつらいよ』の世界に触れることのできる記念館です。寅さんが放浪の旅から帰ってくる場所としてお馴染みのだんご屋「くるまや」が再現されています。

ほかにも、映画に登場するセットやジオラマが再現されていたり、寅さんとの記念撮影ができる撮影スポットもあります。

併設されているカフェでは、ケーキやお茶をリーズナブルにいただくこともできます。映画を知っている方はもちろんですが、あまり見たことがなくても昭和の下町を存分に堪能できます。

■東京都葛飾区柴又6-22-19

■開館時間:9:00~17:00 (入館は16:30まで)

休館:毎月第3火曜日(ただし、第3火曜日が祝日・休日の場合は、直後の平日)、12月第3火曜~木曜日

■入館料:大人500円 、子供300円 、その他400円 (65歳以上、20名以上の団体、窓口のみ発売)

■電話:03-3657-3455

■アクセス:京成線「柴又駅」から徒歩で8分、北総線「新柴又駅」から徒歩で12分

題経寺(柴又帝釈天)

題経寺は柴又帝釈天として有名なお寺で、柴又七福神のひとつにもなっています。柴又帝釈天参道を進んで5分ほどで到着です。

映画『男はつらいよ』の舞台になり、それをきっかけに一躍有名になりました。葛飾区のランドマークともいえる寺院です。

■住所:東京都葛飾区柴又7-10-3

■開園時間:9:00~16:00

休園:12月28日~1月3日 庭園「邃渓園」のみ休園

※彫刻ギャラリーは公開する(拝観料200円)

■アクセス:京成線柴又駅から徒歩で3分

堀切菖蒲園

堀切菖蒲園は江戸時代から続いている花菖蒲の名所です。園内には花菖蒲をはじめ、シャクヤク、アヤメなどが植えられています。

2018年にリニューアルオープンしました。菖蒲の見頃に開かれる菖蒲まつり期間中はもちろん、ほかの季節でも美しい庭園を散策することができます。

■住所:東京都葛飾区堀切2-19-1

■開園時間:9:00~16:30 (菖蒲まつり期間中(6月)は開園時間を延長しています。)

休園日:年末年始

■入園料:無料

■アクセス:京成線「堀切菖蒲園駅」から徒歩で15分

まとめ

昭和の雰囲気と、昔ながらの下町情緒あふれる葛飾区。レトロな雰囲気を味わいたい方はぜひ一度訪れてみてください。